沼田町(読み)ぬまたまち

日本歴史地名大系 「沼田町」の解説

沼田町
ぬまたまち

[現在地名]金沢市寺町てらまち四丁目・泉野いずみの町三丁目・野町のまち三丁目

鶴来つるぎ往来の東側にある地子町。六斗林ろくとばやし南東にあたり、東は茶畠ちやばたけ二之小路に続く。町名元来沼地であったことによるとも(加能郷土辞彙)月照げつしよう寺門前の西側に沼田川が流れていたことによるともいう(「泉野村相対卸古地図」新保文書)。文政六年(一八二三)五月三俣みつまた町より分離して成立し、肝煎は蘭作(町奉行より出候町名)。曹洞宗月照寺・日蓮宗安立あんりゆう寺の上地町を地内に含む。


沼田町
ぬまたちよう

面積:二八三・二一平方キロ

昭和二二年(一九四七)七月、雨竜郡沼田村が町制を施行して成立。空知支庁管内北部に位置し、北は留萌郡小平おびら町、東は深川市、南は秩父別ちつぷべつ町、西は留萌市・北竜ほくりゆう町。町域は東西一八キロ・南北一六キロで北・東・西の三方は山地に囲まれ、南は空知低地帯に続いている。南境を雨竜うりゆう川が西流し、町域を幌新太刀別ほろにたちべつ川や沼田奔ぬまたぽん川・ポンポンニタシベツ川が南流する。町域の八五パーセントが山林で、平成一二年(二〇〇〇)には田三九一二ヘクタール・畑七四二ヘクタール(世界農林業センサス)。平均気温は年平均摂氏六・六度、二月は零下五・九度、八月摂氏二〇・一度。


沼田町
ぬまたまち

[現在地名]新庄市沼田町・北町きたまち石川町いしかわまち万場町ばんばちよう堀端町ほりばたまち大手町おおてまち・沼田

新庄城下の武家町の郭内かくないのうち、大手広丁より北の地域を、明治二年(一八六九)沼田町と名付けた。宝暦年中(一七五一―六四)新庄家中屋敷割絵図(新庄市教育委員会蔵)によれば、三の丸堀に沿った大手門北に清水しみず丁があり、三の丸堀がきれた所で東西の通りにぶつかる。これが北清水丁である。清水丁の東に並行する山崎やまざき丁は、南は村山むらやま丁に続き、北は北清水丁にぶつかる。北清水丁から北へ二本の通りが向かっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「沼田町」の意味・わかりやすい解説

沼田〔町〕
ぬまた

北海道北西部にある町。町域北部は天塩山地南部石狩平野。 1947年町制。地名は最初に入植した富山県人の沼田喜三郎による。留萌炭田に属する雨竜,昭和,太刀別 (たちべつ) の3炭鉱を有したが,すべて閉山。雨竜川流域の米作を中心とした農業が主で,畑作,畜産も行われる。 JR留萌本線,国道 275号線が通る。面積 283.35km2人口 2909(2020)。

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