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波力発電 はりょくはつでんwave power

知恵蔵の解説

波力発電

潮汐発電」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉の解説

はりょく‐はつでん【波力発電】

波の力を利用した発電。波による海面上下動空気タービンジャイロなどで回転運動に変換し、電気をつくる方式などが研究されている。航路標識用の波力発電ブイなどが実用化されている。

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百科事典マイペディアの解説

波力発電【はりょくはつでん】

波のエネルギーを利用した発電。現在実用化されているのは空気タービンを用いる方式。波による波面の上下動をピストンとして用いて空気の流れを作り,空気タービンを回して発電機を駆動する。
→関連項目クリーンエネルギー発電

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世界大百科事典 第2版の解説

はりょくはつでん【波力発電 wave power generation】

波のエネルギーを利用した発電。これまでいろいろなアイデアが提案されてきたが,現在実用化されているのは空気タービンを用いる方式である。波による海面の上下動をピストンとして用いて空気の流れを作り,空気タービンを回して発電機を駆動する。海岸に固定する方式と浮きをつけて浮遊させる方式がある。海岸などに固定する方式は,両端の開いた筒を岸壁などに固定する(図a)。波による海面の上下に応じて,筒内の海水面も上下して空気の流れができる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

波力発電
はりょくはつでん
wave-force generation

海洋の波エネルギーを利用して行なう発電方式。 (1) 海面に浮かべたブイの中にタービンを設置し,波による上下運動エネルギーでタービンを回すもの,(2) 海岸に空気タービンを設け,海岸に打ち寄せる波の力でパイプを通して空気を送り,タービンを回すもの,(3) 海中に固定したやぐらに多数のいかだ (ラフト) をつなぎ,各いかだの位相のずれを利用してタービンを回す方式が考えられている。このうち,(1) の方式を応用したものが,1978年山形県鶴岡市沖に海洋科学技術センター (→海洋研究開発機構 ) が浮かべた実験装置「海明」である。長さ 80m,幅 12m,重さ 813tの,底が抜けた箱のような船にタービンを積み6万 7000kWhの発電実験に成功した。さらに (2) の方式では,1987年に運輸省港湾技術研究所が山形県酒田港の防波堤に幅 25m,高さ 30mの波力発電ケーソンを埋め込んで実験を開始し,40kWhの実験発電に成功した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

波力発電
はりょくはつでん
power generation from waves

波浪エネルギーによる発電で、波浪の上下運動を利用するものと水平運動を利用するものとがある。発電装置の設置方式としては、海面に浮かべるものと防波堤などに固定するものとがある。波の1波長に含まれるエネルギーは波高の2乗に比例するが、発電にきくのは工率である。工率はエネルギーと波の速さの積である。波の速さは、波の形が進む速さ(位相速度)ではなく、エネルギーが進む速さ(群速度)である。世界中の波力を合計すると40ペタワット(ペタは10の15乗)くらい、人類が現在消費しているエネルギーのほぼ4000倍になる。地球に注ぐ太陽エネルギーのうち、雲などで反射して宇宙空間に戻る分を差し引いた残りは約120ペタワットである。世界中の海岸、および日本の海岸の近くに到達するエネルギーはそれぞれ2~3テラワット(テラは10の12乗)、30~50ギガワット(ギガは10の9乗)くらいらしい。装置の効率などを考えると、近い将来でも利用量はこの到達エネルギーの30分の1から20分の1を超えないだろうが、0.1テラワットでも、現在の世界の発電量の約10分の1である。日本では航路標識用のブイの電源として100ワットの波力発電装置が使われている。工業規模では日本でも外国でも波力発電はまだ実用に至らない。[高野健三]
『高野健三著『海のエネルギー』(1984・共立出版)』

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世界大百科事典内の波力発電の言及

【海洋開発】より

…これは波力による水面の上下運動による空気の運動をタービンに与え,数百Wの発電をし照明に利用する航路標識ブイである。このほかもっと大型の本格的な波力発電装置の開発研究がなされているが,海上に浮遊する方式と海岸に固定する方式の二つが考えられている。本格的な実海域における実験としては,日本の発電バージ〈海明〉(2000kW)がある。…

※「波力発電」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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