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津名丘陵 つなきゅうりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

津名丘陵
つなきゅうりょう

兵庫県淡路島北部を南北に連なる地塁山地。最高点は妙見山の 522m。周囲は断層で大阪湾播磨灘にのぞむ。六甲山地の延長とみなされ,基盤は花崗岩から成るが,開析が進み,さらに新第三紀層で広くおおわれ,起伏は複雑。中部の伊勢ノ森 (516m) 付近と明石海峡にのぞむ北端部は瀬戸内海国立公園に属する景勝地。

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世界大百科事典 第2版の解説

つなきゅうりょう【津名丘陵】

兵庫県淡路島の北部を占める山地。おもに花コウ岩からなる地塁山地で,東は大阪湾,北は明石海峡,西は播磨灘に向かって断層でおちこみ,いずれも急傾斜の海岸を形成するが,最高峰妙見山も標高522mにすぎない。浸食が進んだ開析谷や山頂に近い緩斜面は水田化されていることが多い。南部はいったん志筑(しづき)~郡家(ぐんげ)を結ぶ線が第三紀層で埋められ,その南方に先山(せんざん)地塊が分離されている。山麓部に発達する大阪層群は地層がやわらかく,海から阪神方面への搬出が便利なため,西海岸を中心に土砂の採掘が盛んである。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔兵庫県〕津名丘陵(つなきゅうりょう)


兵庫県淡路(あわじ)島北部から中部にかけて南北に走る丘陵。平均標高は約300mで、最高点は妙見(みょうけん)山(標高522m)。明石(あかし)海峡の陥没で分断された六甲(ろっこう)山地の延長部にあたる。北の伊勢(いせ)の森地塊と南の先山(せんざん)地塊に分かれる。1995年(平成7)の兵庫県南部地震ではこの丘陵北西縁を走る野島(のじま)断層が大きく動いた。対岸の神戸市垂水(たるみ)区との間に明石海峡大橋架橋

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

津名丘陵
つなきゅうりょう

兵庫県淡路島の中央部から北部に延びる平均300メートル前後の地塁型丘陵地。最高地点は妙見山(519メートル)で、丘陵地の両側は顕著な断層崖(がい)となっている。基盤は花崗(かこう)岩からなり、明石(あかし)海峡の陥没により本土の六甲(ろっこう)山地と分断されたもので、地殻の上昇によって生まれた断層山地の一種である。丘陵地の一部は開析(かいせき)され、淡路島の花卉(かき)・蔬菜(そさい)栽培や畜産業の中心地として土地利用が進んでいる。[吉田茂樹]

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世界大百科事典内の津名丘陵の言及

【淡路島】より

…行政上は1市2郡10町に分かれ,近世に蜂須賀氏の城下町であった洲本市が行政や交通の中心になっている。本州と四国が瀬戸内海の陥没で分離したときに残った地塁状の島で,地形的に大きく北部の津名丘陵,南部の諭鶴羽(ゆづるは)山地と,その中間の地溝帯である三原平野,洲本平野に区分できる。花コウ岩からなる津名丘陵は明石海峡陥没以前は六甲山地と一続きの山地であった。…

※「津名丘陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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