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減租減息 げんそげんそくJian-zu Jian-xi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

減租減息
げんそげんそく
Jian-zu Jian-xi

1920年代以降,特に抗日民族統一戦線期の解放区において広範に実施された中国共産党の小作料 (租) および利息の引下げ政策。中国の農業制度の初歩的な改革案として提起されたもの。党は地主層をも抗日戦に動員するため,従来の地主の土地の没収,農民への分配を一時中止,減租減息を実施し,農民に対する地主,高利貸の封建的収奪を軽減するとともに,統一戦線の維持をはかった。抗日戦終了後は,46年の「五・四指示」,47年の「土地法大綱」によって,地主からの土地没収,農民への分配を内容とする土地革命に転換された。

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百科事典マイペディアの解説

減租減息【げんそげんそく】

中国で,1920年代以降実施に移された〈土地改革〉に先行する小作料(租)・利子(息)の減額策。1924年の国共合作後具体化し,国民党中央も1926年二五減租策(租の25%引下げ)を採択。
→関連項目抗日戦争二五減租

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世界大百科事典 第2版の解説

げんそげんそく【減租減息 jiǎn zū jiǎn xī】

高率の小作料(租)と借金利子(息)を軽減させることで,とくに日中戦争期に中国共産党治下の農村で実施された政策をいう。旧中国の農民は封建的地主制のもと,一般に収穫の50%以上,60~70%もまれでない小作料,および月利数割にも達する高利貸により過酷に搾取されていた。中国革命の主目的は地主制を廃し,土地を農民に分配することだったが,この土地革命に先行して地主・小作関係の改革をはかる減租減息が採られた。すなわち国共合作下の国民革命期(1924‐27),減租減息を掲げる農民運動が広東省海陸豊地方を中心に繰り広げられ,国民党中央も1926年10月〈二五減租〉(小作料25%引き下げ)を採択した。

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