滑滑(読み)スベスベ

デジタル大辞泉 「滑滑」の意味・読み・例文・類語

すべ‐すべ【滑滑】

[副](スル) 物の表面の手ざわりがなめらかでざらつきのないさま。「滑滑(と)した肌」
[形動]に同じ。「磨きこまれた滑滑な廊下」
[アクセント]はスベスベ、はスベスベ。
[類語]するっと・するする・するり・ずるり・つるり・つるん・つるつる・のっぺり・滑らか・滑っこい・平滑・ぬっぺり・平ら・平たい・平べったい・のっぺらぼう・ずべら坊

ぬめ‐ぬめ【▽滑▽滑】

[副](スル)柔らかくなめらかで感触のよくないさま。「滑滑と光る」「滑滑(と)した液体」
[類語]ぬるぬる・ぬらぬら・ぬるり・ぬめり・ぬらり

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精選版 日本国語大辞典 「滑滑」の意味・読み・例文・類語

ぬら‐ぬら【滑滑】

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. ① 表面に粘液や油が付いていて、触れたりつかんだりすると滑りやすいさまを表わす語。ぬるぬる。ぬらくら。
      1. [初出の実例]「しるのなめらかにぬらぬらとするを滑と云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)二七)
      2. 「僕はぬらぬらする河童の皮膚に手を触れることを余り好んではゐないのですが」(出典:河童(1927)〈芥川龍之介〉一三)
    2. ② 鈍い動きで進むさまを表わす語。ぬらりぬらり。ぬらくら。
      1. [初出の実例]「牛の歩のぬらぬら行くことと定めた」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉八)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]①に同じ。
    1. [初出の実例]「湯垢やら硫黄やらでヌラヌラになってゐた」(出典:湖畔手記(1924)〈葛西善蔵〉)
  3. [ 3 ] 〘 名詞 〙 [ 一 ]①のような状態。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「里芋は〈略〉ヌラヌラのないやうに茹で」(出典:児童のお弁当百種(1931)〈小林完〉五)

すべ‐すべ【滑滑】

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) すべるようになめらかなさま、主として、手ざわりのなめらかなさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「幽玄なる詞は、さはさはすべすべと聞こゆる也」(出典:十問最秘抄(1383))
    2. 「すべすべした羽二重の裏が」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉停留所)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 手ざわりのなめらかなさま。
    1. [初出の実例]「象の鼻は生徒たちの手でみがかれて、スベスベになっている」(出典:オキナワの少年(1971)〈東峰夫〉一二)

つら‐つら【滑滑】

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ① つづけてしたたり落ちるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「刀に随て、血つらつらと出来(いでき)けるを」(出典:今昔物語集(1120頃か)一九)
  3. ② なめらかにすべるようにして出るさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ツラツラトイフ 口どにいふ」(出典:詞葉新雅(1792))

ぬめ‐ぬめ【滑滑】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) なめらかで、すべるようなさまを表わす語。ぬらぬら。ぬるぬる。
    1. [初出の実例]「ぬめる、ぬめぬめなどいへる、ぬめ、如何。なでたる物はぬめぬめとなれば也」(出典:名語記(1275)三)
    2. 「足の裏を冷たいぬめぬめする石につけて」(出典:記念碑(1955)〈堀田善衛〉)

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