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燕楽(宴楽) えんがく

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世界大百科事典 第2版の解説

えんがく【燕楽(宴楽)】

中国の宮廷宴饗楽。名称は《周礼》春官に由来する。諸説あり,狭義には唐代楽曲〈讌楽〉を指し,唐の杜佑の《通典》は唐初の九部伎,十部伎と立坐二部伎の総称として使い,宋の沈括(しんかつ)は西域・インド系の胡楽を含むものだとする。清の凌廷堪(りようていかん)は,南朝の清楽に対して北朝のを燕楽としている。広義には宮廷雅楽に対する俗楽一般を指す概念として用い,漢の相和歌(歌舞大曲),三国・六朝の清商楽などを包括する。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の燕楽(宴楽)の言及

【雅楽】より

…新しい楽曲の制定,音律の整理が続けられ,神宗の時,さらに雅楽を改訂して大規模な大晟楽(たいせいがく)を制定した。宋代は宮廷で学者が楽議を論じ,音律を改定し勅撰の楽書を編纂した時代であり,陳暘(ちんよう)の《陳暘楽書》,蔡元定の《燕楽書》《律呂新書》などすぐれた理論書が著された。また初唐以来の宴饗楽や中唐以後に胡楽と俗楽が融合してできた新俗楽を燕楽(宴楽)と称して,明確に雅楽と区別するようになった。…

【詞】より

…中国における韻文文学の様式の一種で,歌辞文芸でもある。もとは唐代における燕楽(宴楽,儀式用の雅楽に対し,宴席などの音楽をいう)の歌辞をいい,それがしだいに伝統的な詩とは違った文学的性格を備え,宋代になって大いに流行した。〈漢文,唐詩,宋詞,元曲〉といわれるように,詞は宋代をもって様式を完成し,この時代の特有な文学としての位置をしめる。…

※「燕楽(宴楽)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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