煤ける(読み)ススケル

デジタル大辞泉 「煤ける」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「煤ける」の意味・読み・例文・類語

すす・ける【煤】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]すす・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙
  2. すすがしみついて黒ずむ。すすがしみ込む。すすばむ。すすぶる。
    1. [初出の実例]「火桶のすすけたるに、火わづかにおこしたるに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)
  3. すす色になる。よごれて汚くなる。古ぼけてよごれて色があせる。
    1. [初出の実例]「衣すすけためり。白くて着よとて、投げ取らせたれば」(出典:枕草子(10C終)八七)

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