前身は遊興飲食税とよばれ、芸者等の花代、カフェー、バー等や前記以外の飲食、宿泊に課税された。1961年度(昭和36)からは料理飲食等消費税という名称でよばれ、免税点を超えた場合には1人1回消費金額の15%とか10%の税率で課税された。さらに89年度(平成1)における消費税の創設に伴って、他の多くの個別消費税が消費税に吸収されたにもかかわらず、特別地方消費税に変更され、道府県の独立税として残された。料理店等における遊興、飲食および宿泊ならびにその他の利用行為に対し、1人1回の消費金額を課税標準として3%の税率で、その利用行為の所在地の道府県において、その行為者に課された税である。料理店等における遊興、飲食に1人1回7500円、旅館における宿泊およびこれに伴う利用行為に1人1泊1万5000円の免税点が設けられていた。また、91年からは税収の5分の1の範囲内で旅館・飲食店等所在市町村に対して交付されたが、97年度の改正案ではこの割合が2分の1にまで引き上げられた。
1997年度からの地方消費税の創設に伴い、2000年4月1日から特別地方消費税は廃止された。
[林 正寿]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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