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産業民主主義 さんぎょうみんしゅしゅぎindustrial democracy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

産業民主主義
さんぎょうみんしゅしゅぎ
industrial democracy

産業の管理運営に対する労働者の参加を,ある程度認めていこうという思想,およびそのような制度。論者により具体的内容は一定しないが,いずれも生産手段の所有の問題を回避する点に特色がある。 19世紀末ウェッブ夫妻が,初めて用いたといわれる。第1次世界大戦前後に広く流行し,ヨーロッパでは改良主義的な意味の産業「社会化」と同義に用いられたが,アメリカでは労使協調主義という意味内容をもっていた。

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百科事典マイペディアの解説

産業民主主義【さんぎょうみんしゅしゅぎ】

使用者と労働者との社会的関係を民主主義的にしようとする考え方英国の社会思想家ウェッブ夫妻が,1897年の著書のタイトルに用いて以来,一般化した。ただし,その具体的な内容は歴史的な変化をこうむっており,当初は団体交渉権の確立,労働法規の完成を基本とする穏健な労働組合主義をさしたが,さらに労働者の権利を資本家のそれに近づけることを目ざす考え方へと展開した。今日では労働者のさらに広範な管理への参加が目され,労使協議制,労働者による自主管理運動などをふくめ,英国のみならず,ドイツやフランスでもさまざまな成果を生んだ。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんぎょうみんしゅしゅぎ【産業民主主義 industrial democracy】

産業を運営する場合の使用者と労働者との社会的関係を民主主義的にしようとする考え方。
[内容の歴史的変化]
 その内容は,社会思想上の立場によってさまざまに理解されており,歴史的にも変化している。イギリスのウェッブ夫妻(S.ウェッブ)が労働組合の構造や機能を研究した著書の標題に用いたことから産業民主主義という言葉は普及したが,この著書では,産業民主主義の内容として労働組合の民主主義的運営と団体交渉の当事者としての機能を確保することが強調されている。

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