由布市(読み)ゆふ

  • ゆふし
  • 由布〔市〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大分県のほぼ中央に位置する市。北東部は別府市に,東部は大分市に接する。大部分が山に囲まれた高原で,北部にある由布岳から南東方面へ向かって大分川が流れる。 2005年挾間町,庄内町,湯布院町が合体して市制。挾間は 1970年以降,大分市のベッドタウンとして発展。大分川をはじめとする河川が3本流れ,周辺流域は高低差の激しい地形になっている。庄内は地域のほとんどが標高 1000m前後の山地に囲まれている。大分川沿いに開けた沖積平野の用水路が発達。豊かな水利と肥沃な土壌に恵まれ、広大な農業地帯として栄えた。古くから栽培されているナシが名産。湯布院は温泉町として発展。地域内には,豊富な湯量を誇り,全国から観光客が多数訪れる由布院温泉,鎌倉時代から湯治場として利用されてきた湯平温泉,標高 1045mの伽藍岳の中腹にあり,褐色の湯が特徴的な塚原温泉がある。由布院温泉の近くにある大杵社の大スギは国の天然記念物に,旧日野医院は国の重要文化財に指定。由布岳を含む北部は阿蘇くじゅう国立公園に,南西部は神角寺芹川県立自然公園にそれぞれ属する。大分川に沿うようにして JR久大本線と国道 210号線がほぼ中央を通る。大分自動車道の湯布院インターチェンジがある。面積 319.32km2(境界未定)。人口 3万4262(2015)。

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