デジタル大辞泉
「好ましい」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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このまし・い【好】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]このま
し 〘 形容詞シク活用 〙 ( 動詞「このむ(好)」の形容詞化 ) - ① 好きである。気に入っている。このもしい。
- [初出の実例]「うちつけのすきずきしさなどはこのましからぬ御本上にて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
- ② おもむきがあって感じがよい。好感がもてる。このもしい。
- [初出の実例]「まして、情ありこのましう、人に知られなどしたる人は、おろかなりと思はすべうももてなさずかし」(出典:枕草子(10C終)一二四)
- 「F君は未来のある新時代の青年官吏〈略〉として、甚だ好ましい印象を与へた」(出典:血を吐く(1925)〈葛西善蔵〉)
- ③ 好色らしい。すきがまし。すきずきし。
- [初出の実例]「殿上人どものこのましきなどは、朝夕の露わけありくを、その比の役になむするなど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)葵)
- ④ 望ましい。そうすべきである。
- [初出の実例]「樹木の為の好事といふは、潤ひ深き恵みを受るよりも尚好ましき事あらんや」(出典:ぎやどぺかどる(1599)上)
好ましいの派生語
このまし‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
好ましいの派生語
このまし‐さ- 〘 名詞 〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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