輝かしい(読み)カガヤカシイ

デジタル大辞泉 「輝かしい」の意味・読み・例文・類語

かがやかし・い【輝かしい/×耀かしい/×赫かしい】

[形][文]かがやか・し[シク]《古くは「かかやかし」》
光り輝くようにすばらしい。華々しい。「―・い将来」「―・い業績をあげる」
まぶしいほどきらきら光っている。
御前ごぜんのたちしは…―・しきまでに見るに」〈讃岐典侍日記・下〉
恥ずかしい。きまりが悪い。おもはゆい。
「ひとり身をえ心にまかせぬほどこそ、さやうに―・しきもことわりなれ」〈末摘花
[派生]かがやかしげ[形動]かがやかしさ[名]
[類語]明るい素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高絶妙卓抜秀逸結構目覚ましいたえなるえも言われぬ華やかきらびやか絢爛華麗華美豪華豪勢豪儀豪奢はではでやか華華しい美美しい眩しい麗麗しい華やぐゴージャスデラックスハイカラ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つめぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ値千金掛け替えのない群を抜く卓出卓越卓絶逸出抜群抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人はだし超人的

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精選版 日本国語大辞典 「輝かしい」の意味・読み・例文・類語

かがやかし・い【輝・耀】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]かがやか〘 形容詞シク活用 〙 ( 古くは「かかやかし」 )
  2. 四方に光を発してまぶしいほどである。美しくきらきら光っている。
    1. [初出の実例]「御前(ごぜん)のたちしは、〈略〉かかやかしきまで見るに」(出典讚岐典侍(1108頃)下)
  3. 顔が赤くなるほど恥ずかしい。おもはゆい。てれくさい。
    1. [初出の実例]「いとど物はしたなくて、かかやかしき心地すれば」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年九月一一日)
    2. 「隠れしのびずかかやかしからずいらへつつ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  4. 希望などがあって明るさがいっぱいである。名誉などを得てはなばなしい。思わず頭が下がるほど立派である。
    1. [初出の実例]「何かしら光かがやかしい精神、崇高な感激を与へられるものでなければ」(出典:蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉三)

輝かしいの派生語

かがやかし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

輝かしいの派生語

かがやかし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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