デジタル大辞泉
「目覚ましい」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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め‐ざまし・い【目覚】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]めざま
し 〘 形容詞シク活用 〙 ( 古くは「めさまし」 ) - ① 物事が心外であり目もさめる思いがする。驚きあきれたり、不快に思ったりするほどである。目ざわりである。気にくわぬ。
- [初出の実例]「何の身の高きにもあらず。親、かくにくげに言ふ。めさまし」(出典:平中物語(965頃)二四)
- 「勤行のひまには平家の繁昌しけるをみて、めさましく思ひける」(出典:義経記(室町中か)一)
- ② 物事がすばらしく目もさめるほどである。驚くほどすばらしいさま、立派であるさま、など。また一般に、評価すべき状態がきわだっている。
- [初出の実例]「めさましき女の宿世かなと、おのがじしはしりうごちけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)
- 「Mesamaxij(メサマシイ)、または、Mesamaxij(メサマシイ) コト〈訳〉驚いて目をさますような新奇なこと」(出典:日葡辞書(1603‐04))
目覚ましいの補助注記
( 1 )「めざむ(めざめる)」の形容詞化した語。目が覚めるほど甚だしいさまを表わす。
( 2 )「日葡辞書」には挙例のほか、「Mezamaxij(メザマシイ)」の見出しも見られ、室町末期には清濁両用だったと思われる。
目覚ましいの派生語
めざまし‐が・る- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
目覚ましいの派生語
めざまし‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
目覚ましいの派生語
めざまし‐さ- 〘 名詞 〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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