何より(読み)なにより

精選版 日本国語大辞典「何より」の解説

なに‐より【何より】

連語〙 (代名詞「なに」に格助詞「より」が付いたもの)
① 他の一切の事物に比してぬきんでていること、程度のはなはだしいことを示すのにいう。どんなものよりも。
※聞書集(12C後)「なによりは舌ぬく苦こそかなしけれおもふことをも言はせじのはた
② 特に、どんなものよりもぬきんでてよいという判断を示す。
※虎寛本狂言・釣狐(室町末‐近世初)「昆布に山椒よい茶を申そう、そのお茶が何よりでござる」
③ 何事よりも先にの意。最初に。
※歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)二幕「まづ何(ナニ)よりはこれにて

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デジタル大辞泉「何より」の解説

なに‐より【何より】

[連語]
抜きんでていること。それよりほかにないこと。副詞的にも用いる。「お目にかかれて何よりうれしい」「ここにいるのが何よりの証拠」
最上・最良であること。「贈り物として何よりの品」「お元気で何よりです」
[類語]結構良いよろしい好ましい素晴らしい申し分ない立派見事みごと上乗素敵すてき最高絶妙卓抜秀逸目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル・目の覚めるよう・目に染みる冴える水際立つ

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