デジタル大辞泉
「何より」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
なに‐より【何より】
- 〘 連語 〙 ( 代名詞「なに」に格助詞「より」が付いたもの )
- ① 他の一切の事物に比してぬきんでていること、程度のはなはだしいことを示すのにいう。どんなものよりも。
- [初出の実例]「なによりは舌ぬく苦こそかなしけれおもふことをも言はせじのはた」(出典:聞書集(12C後))
- ② 特に、どんなものよりもぬきんでてよいという判断を示す。
- [初出の実例]「昆布に山椒よい茶を申そう、そのお茶が何よりでござる」(出典:虎寛本狂言・釣狐(室町末‐近世初))
- ③ 何事よりも先にの意。最初に。
- [初出の実例]「まづ何(ナニ)よりはこれにて杯」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)二幕)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 