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盤珪永琢 ばんけいえいたく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

盤珪永琢
ばんけいえいたく

[生]元和8(1622).播磨
[没]元禄6(1693).9.3.
江戸時代中期の臨済宗僧。 17歳で出家。各地を遍歴したのち,万治2 (1659) 年竜門寺開山となる。寛文 12 (72) 年勅命によって妙心寺に移り,元禄3 (90) 年仏智弘済禅師の号を賜わった。不生禅を主張,行住坐臥そのままが坐禅であることを教えた。宗派の別なく多くの人々が彼の講筵に列し,弟子の礼をとる者5万余人と伝えられる。法語に『盤珪仏智弘済禅師聞書』 (2巻) ,『弘済禅師法語』 (2巻) などがある。

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デジタル大辞泉の解説

ばんけい‐ようたく〔‐ヤウタク〕【盤珪永琢】

[1622~1693]江戸前期の臨済宗の僧。播磨(はりま)の人。俗姓、菅原。各地を遍歴し、郷里に竜門寺を創建。だれもが不生(ふしょう)の仏心をもつという不生禅を唱えた。勅諡(ちょくし)号、仏智弘済禅師・大法正眼国師

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

盤珪永琢 ばんけい-ようたく

1622-1693 江戸時代前期の僧。
元和(げんな)8年3月8日生まれ。臨済(りんざい)宗。備前(岡山県)三友寺の牧翁祖牛(ぼくおう-そぎゅう)の法をつぐ。長崎で明(みん)(中国)の道者超元(どうじゃ-ちょうげん)にまなんだ。寛文元年郷里の播磨(はりま)(兵庫県)浜田に竜門寺を創建。人はだれでも不生不滅の仏心をもつという「不生禅」を説いた。元禄(げんろく)6年9月3日死去。72歳。諡号(しごう)は大法正眼国師。著作に「盤珪禅師法語」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

盤珪永琢

没年:元禄6(1693)
生年:元和8(1622)
江戸時代の禅僧で,不生禅を唱導したことで知られる。「ようたく」ともいう。播磨国揖西郡浜田(姫路市)の出身。「大学の道は明徳を明らかにするにあり」という『大学』の記す「明徳」とは何かということに疑問をいだき,儒者に聞いても納得のいく解答を得られず,各地を放浪し苦行する。17歳になり赤穂の随鴎寺の雲甫全祥に会い得度する。20歳ころに寺を出て京都,豊後(大分県),吉野などに行脚する。26歳のとき苦行のために瀕死の病となるが,ついに悟りを得て随鴎寺の雲甫に謁し所解を呈した。その後,長崎に行き明僧の道者超元に会うなどしている。教化活動は播磨浜田の竜門寺を中心として,四国の丸亀,大洲,九州の平戸や,江戸,美濃(岐阜県),京都,備前(岡山県)など諸方におよんでいる。竜門寺,伊予(愛媛県)大洲の如法寺,江戸麻布の光林寺といったいわゆる盤珪の三大寺をはじめ多くの寺をひらき,荒廃寺院の復興も数多い。また,京都花園の妙心寺にも住持した。人は生まれながら不生不滅の仏心を持ち,日々の生活が座禅に通じると説いた。仮名文で法語を記すなど大衆に分かりやすい禅を説き,その説法にはおびただしい数の人が集まった。また女性の参禅者も多く,そのひとりに貞閑尼がいたことはよく知られている。京極高豊,加藤泰興などの帰依を受けた。元禄6年,72歳で寂するが,その年の6月に死を予告していたという。弟子は男僧400人,尼僧270人,法号を受けて弟子の礼をとった人は5万人にも達したという。<参考文献>赤尾竜治編『盤珪禅師全集』,藤木槌重『盤珪国師の研究』

(竹貫元勝)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

盤珪永琢
ばんけいようたく
(1622―1693)

江戸前期の禅僧。法名は「えいたく」とも読む。元和(げんな)8年3月8日、播州揖西(ばんしゅういっさい)郡浜田村(兵庫県姫路市)に生まれる。赤穂(あこう)・随鴎(ずいおう)寺の雲甫(うんぽ)について出家得度、雲甫の寂後、備前(岡山県)三友寺の牧翁に参じてその法を嗣(つ)いだ。出家得度後、各地に知識を尋ねて歴参、とくに長崎の崇福(そうふく)寺に来日した道者に参謁したことは、新たな明(みん)風の禅に接する機会となった。人はだれでも生まれながらに不生(ふしょう)の仏心を具有するという不生禅を説いて、平易な説法をもって教えを各地に広めた。公案(こうあん)禅の形骸(けいがい)化を厳しく批判した点、その禅風は日本禅宗史上において特異な意味をもつ。元禄(げんろく)6年9月3日、72歳をもって、開創した播州・龍門(りゅうもん)寺に寂した。弟子は僧俗あわせて5万余人に及んだと伝える。大法正眼国師と勅諡(ちょくし)される。[古田紹欽]
『赤尾龍治編『盤珪禅師全集』(1976・大蔵出版) ▽鈴木大拙著『禅思想史研究――盤珪禅』(1943・岩波書店) ▽鈴木大拙編・校『盤珪禅師語録』(岩波文庫)』

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367日誕生日大事典の解説

盤珪永琢 (ばんけいようたく)

生年月日:1622年3月8日
江戸時代前期の僧
1693年没

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