日本歴史地名大系 「相島」の解説
相島
あいしま
相島
あいのしま
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
山口県北部、日本海に浮かぶ島。萩(はぎ)市に属す。浜崎港から北西14キロメートルに位置し、1日3便の定期船がある。面積2.48平方キロメートル。玄武岩台地で、藩政時代から養牛と畑作を行う。現在ではかつてのジョチュウギクにかわってスイカと葉タバコの栽培が盛んである。西海岸の海食洞や海食岩柱など優れた景観は北長門(きたながと)海岸国定公園の一部をなす。人口199(2009)。
[三浦 肇]
福岡県糟屋(かすや)郡新宮町(しんぐうまち)に属する島。相ノ島とも書く。新宮海岸の北西約8キロメートル、玄界灘(げんかいなだ)にあり、周囲約8キロメートル、面積1.25平方キロメートル。標高50~70メートル、最高点77メートルの玄武岩からなる台地状の島で、南に湾を抱いて東西に細長く、海岸の一部には海食崖(がい)が発達している。大陸と九州を結ぶ航路の要衝にあたり、古くから開け、『日本書紀』などにも名を残している。5~7世紀ころの墓とみられている積石塚群があり、2001年(平成13)国の史跡に指定された。藩政時代、朝鮮の使節がかならず寄港し、黒田藩による制札所、客館、遠見番所も置かれていた。主産業は一本釣り、タイ沖取(おきとり)網、アジ・サバ巾着(きんちゃく)網を中心とする漁業であるが、農業も行われている。玄海国定公園に含まれる。新宮港から定期船が就航し、近年では釣り客、海水浴客が増加している。人口215(2020)。
[石黒正紀]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
…三重県南東部,鳥羽市の鳥羽港沖約200mにある小島。かつては相(おう)島といわれた。1893年御木本幸吉がここで真珠養殖に成功した。…
※「相島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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