デジタル大辞泉
「知る辺」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しる‐べ【導・知辺】
- 〘 名詞 〙 ( 「知る方(へ)」の意 )
- ① ( ━する ) 行く道の案内をすること。また、その人やそのもの。道案内。みちしるべ。
- [初出の実例]「高麗の王、乃ち久礼波、久礼志、二人(ふたり)を副へて導者(シルヘ)と為」(出典:日本書紀(720)応神三七年二月(寛文版訓))
- ② ( ━する ) 知識や行動などについて、うまくいくようにみちびくこと。また、その人やそのもの。知るたより。知る方法。手引き。みちびき。手がかり。
- [初出の実例]「蒭蕘(くさかりわらは)の説(こと)と雖も、親ら問ひて師(シルヘ)に為たまふと」(出典:日本書紀(720)孝徳二年二月(寛文版訓))
- ③ 結論を導く根拠ないし手がかり。それとわかるしるしやかたち。証拠。
- [初出の実例]「そこにて、見たれば、春になりたる、しるべと、をぼしくて」(出典:三体詩素隠抄(1622)二)
- ④ ( 知辺 ) ゆかり。また、ゆかりある人。知り合い。知人。
- [初出の実例]「思ひつつへにける年をしるへにてなれぬる物は心なりけり〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋六・一〇二一)
- 「しるべなくてもはかま肩衣着て」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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