知合(読み)しりあう

精選版 日本国語大辞典 「知合」の意味・読み・例文・類語

しり‐あ・う ‥あふ【知合】

〘自ワ五(ハ四)〙 互いに知る。親しく交わる。
史記抄(1477)一一「からだにすれば相持て、両方互に知り合て、心得てしっととなるぞ」
人情本春色梅児誉美(1832‐33)四「丁度行合(ゆきあは)して聞ば、まんざら藤さんとも知り合(アッ)わたしのこと」

しり‐あい ‥あひ【知合】

〘名〙 知りあうこと。また、知り合った相手の人。知人。ちかづき。相識
武蔵野(1898)〈国木田独歩〉七「近ごろ知合(シリアヒ)になった独乙婦人の評に」
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉六「京都には大分御知合(シリアヒ)があるでせう」

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デジタル大辞泉 「知合」の意味・読み・例文・類語

しり‐あい〔‐あひ〕【知(り)合(い)】

互いに相手を知っていること。また、その相手。知人。「長年知り合い
[類語]面識顔馴染み顔見知り馴染み幼馴染み昔馴染み知人知己知音存じ寄り隣人旧友旧知旧識故人故旧古馴染み幼友達竹馬の友知る近付き

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