
(や)を揉(た)むる箝(はめき)なり」とあり、矢がらをただす意とする。
を正すには寅(いん)の字があり、矢の左右に手を加える形で、寅正の意に用いる。矯には曲げる意があり、〔書、呂刑〕に「奪攘(だつじやう)矯虔(けうけん)」(上命と偽って奪う)、〔書、仲
之誥〕「上天を矯誣(けうふ)して以て命を下に布く」、〔左伝、昭二十六年〕「先王を矯誣す」のように、事実を偽り枉げる意に用い、寅正とはまた異なる意がある。喬は高楼の屋上に呪飾としての表木を立てる形。高くして驕る意があり、矯とは、強い力で矯め直すことをいう。〔詩、魯頌、
水〕に「矯矯たる虎臣
(宮)に在りて馘(くわく)を獻ず」とあり、矯
武勇の意に用いる。
は同声。
khi
、高k
、翹gi
も、みな声義に通ずるところがある。
▶・矯鑒▶・矯偽▶・矯挙▶・矯矯▶・矯激▶・矯
▶・矯潔▶・矯虔▶・矯健▶・矯言▶・矯抗▶・矯亢▶・矯詐▶・矯罪▶・矯殺▶・矯士▶・矯矢▶・矯思▶・矯失▶・矯首▶・矯手▶・矯揉▶・矯
▶・矯称▶・矯詔▶・矯上▶・矯情▶・矯飾▶・矯任▶・矯世▶・矯正▶・矯制▶・矯性▶・矯然▶・矯俗▶・矯奪▶・矯誕▶・矯直▶・矯勅▶・矯誣▶・矯風▶・矯復▶・矯払▶・矯弊▶・矯摩▶・矯命▶・矯妄▶・矯抑▶・矯翼▶・矯戮▶・矯
▶・矯令▶・矯励▶
矯・匡矯・驚矯・屈矯・騫矯・抗矯・自矯・清矯・騰矯・誣矯・紛矯・夭矯出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...