歌人。愛媛県生まれ。本名辻(つじ)五郎。明道学校卒業後、上京。1893年(明治26)佐佐木信綱(のぶつな)に師事、98年の『心の花』創刊以来晩年まで信綱を助けてその編集に従事した。重厚な作風で、海と酒と書を愛し、歌集に『潮鳴(しおなり)』(1915)、『海』(1934)、『鴎(かもめ)』(1921)がある。89年帝国水難救済会設立に参加、終生常務理事として貢献。この会の下僚に新井洸(あきら)(1833―1925)、古泉千樫(こいずみちかし)らの歌人がいる。歌人五島茂(しげる)の実父。
[佐佐木幸綱]
大かたはおぼろになりて吾(わ)が眼(め)には白き杯(さかずき)一つ残れる
『『潮鳴』(『現代短歌全集』第3巻所収・2001・筑摩書房)』▽『『海』(短歌新聞社文庫)』
明治〜昭和期の歌人
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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