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心の花 こころのはな

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

心の花
こころのはな

短歌雑誌。『こころの華』とも書く。 1898年2月創刊。佐佐木信綱を中心とする短歌結社竹柏会の機関誌として誕生したが,初期には正岡子規伊藤左千夫らの根岸短歌会や,落合直文与謝野鉄幹らのあさ香社,さらに旧派の歌人たちの寄稿もあって短歌総合誌の感があった。

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デジタル大辞泉の解説

こころ‐の‐はな【心の花】

変わりやすい心を、花の散りやすいことにたとえた語。あだ心。
「うつろふ人の―になれにし年月を思へば」〈徒然・二六〉
美しい心を、花の美しさにたとえた語。
「われも卑しき埋もれ木なれども、―のまだあれば」〈謡・卒都婆小町

こころのはな【心の花】[書名]

短歌雑誌。佐佐木信綱が明治31年(1898)2月に創刊。明治37年(1904)からは短歌結社「竹柏会」の機関誌となり、今日に至る。

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百科事典マイペディアの解説

心の花【こころのはな】

短歌雑誌。1898年,佐佐木信綱創刊。竹柏(ちくはく)会の機関誌として歌壇最古の歴史をもつ。〈広く深くおのがじしに〉をモットーに,各人の個性発揮をはかる主宰者信綱の円満な人柄と指導精神を反映して,穏健な誌風である。
→関連項目短歌

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世界大百科事典 第2版の解説

こころのはな【心の花】

短歌結社雑誌。1898年(明治31)佐佐木信綱によって創刊された月刊誌で,現在ある短歌誌の中では最も長い伝統をもつ。初期には,《こころの華》などと表記されたこともある。〈広く,深く,おのがじしに〉の主張のもとに,個性尊重の方針をとって,多くの有力歌人を育てた。石榑千亦(いしくれちまた),新井洸,木下利玄,川田順,斎藤瀏(りゆう),前川佐美雄大塚楠緒子(なおこ),橘糸重,片山広子柳原白蓮九条武子五島美代子らである。

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大辞林 第三版の解説

こころのはな【心の花】

人の心の移りやすさを花にたとえていう語。あだ心。 「色見えでうつろふものは世の中の人の-にぞありける/古今 恋五
美しい心を花にたとえていう語。 「わしの山のちの春こそ待たれけれ-の色をたのみて/新後撰 釈教

こころのはな【心の花】

短歌雑誌。1898年(明治31)佐佐木信綱主宰の竹柏会より創刊。信綱没後も遺族の手で継続発刊。個性伸長を方針に、川田順・石榑千亦いしくれちまた・木下利玄・九条武子など多彩な歌人を輩出した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

心の花
こころのはな

佐佐木信綱(のぶつな)が1898年(明治31)2月に創刊した歌壇最古の歌誌。初期数年は旧派や根岸派との交流が多かったが、1904年(明治37)からは純然たる信綱主宰の竹柏(ちくはく)会の機関誌となった。1963年(昭和38)信綱没後は佐佐木由幾(ゆき)(1914―2011)・幸綱(ゆきつな)らを中心に運営され、1982年2月には1000号に達した。明治期の分には全冊の復刻版がある。信綱唱道の「ひろく、深く、おのがじしに」の精神を基に、石榑千亦(いしくれちまた)、川田順、木下利玄(りげん)、新井洸(あきら)(1833―1925)、片山広子(筆名松村みね子)、柳原白蓮(やなぎはらびゃくれん)、九条(くじょう)武子、栗原潔子(きよこ)(1898―1965)、石川不二子(ふじこ)(1933― )、竹山広(1920―2010)、伊藤一彦(1943― )、谷岡亜紀(1959― )、俵万智(たわらまち)ら多彩な歌人を輩出したほか、昭和期に前川佐美雄(さみお)、斎藤瀏(りゅう)(1879―1953)、五島茂(ごとうしげる)、五島美代子、山下陸奥(むつ)らが分派して活躍した。[新間進一]

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