石衣(読み)いしごろも

大辞林 第三版の解説

いしごろも【石衣】

こし餡あんに水飴みずあめを加えて練ったものに砂糖の衣をかけた半生菓子。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石衣
いしごろも

掛け物の半生(はんなま)菓子。アズキの漉し餡(こしあん)に水飴(みずあめ)を加えて練り、冷却後にマツタケ、ショウロ、繭玉などの姿にこしらえ、砂糖のすり蜜(みつ)を衣にかけて乾燥させる。餡の色が滑らかな糖衣を透かして品よく映り、保存もきく。家庭でも簡単にできるので、昔は駄菓子屋がそれぞれの自家製を商った。駄菓子としての石衣は、掛け物の砂糖も薄く、煮詰めて干し固めるだけの餡には水飴を使わないので舌ざわりが粗く、淡く黒糖の甘味がつけられていた。仙台駄菓子の兎玉(うさぎだま)などにそのおもかげが残っている。[沢 史生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

いし‐ごろも【石衣】

〘名〙 和菓子の一つ。あずきのあんを小さく丸め、糖蜜の衣で包んで固めたもの。
※朝霧(1950)〈永井龍男〉「二月十三日〈略〉石ごろも三箇甘し 牛乳一合」

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