有機質肥料(読み)ゆうきしつひりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「有機質肥料」の解説

有機質肥料
ゆうきしつひりょう

有機質成分によって形成されている肥料植物質肥料のこと。肥料の3要素 (窒素,リン酸,カリウム) のほかに有機物を含む。 (1) 肥料養分を供給するとともに化学的作用によって漸次可溶性となって肥効を増す,(2) 土壌の理化学的性質を改善する,(3) 土壌の保水力,吸水力を増す,(4) 土壌細菌を増殖する,などの効果がある。厩堆肥がその代表的なもの。現在では無機質肥料比重が圧倒的に高く,有機質肥料は減少の一途にあって,有機農業への回帰が叫ばれている。

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精選版 日本国語大辞典「有機質肥料」の解説

ゆうきしつ‐ひりょう イウキシツヒレウ【有機質肥料】

※稲熱病(1939)〈岩倉政治〉六「本田の肥料は有機質肥料の多用を避け」

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世界大百科事典 第2版「有機質肥料」の解説

ゆうきしつひりょう【有機質肥料 organic fartilizer】

肥料として農地に施与される動・植物質由来の有機物資材をいう。魚粉,骨粉,植物性油かす(ダイズ油かす,ナタネ油かすなど)とそれらの加工品などがある。昔は生わらや堆肥,厩肥(きゆうひ)のような土壌改良を目的とした粗大有機物資材や人糞尿(じんぷんによう),家畜家禽(かきん)などは自給肥料として通常の販売有機質肥料と区別されていたが,現在ではこれらのものでも多少加工されただけで販売されるようになり,有機質肥料とみなされている。

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