バリウムの硝酸塩。水酸化バリウム、炭酸バリウムを硝酸に溶解することによって製造される。塩化バリウムと硝酸ナトリウムとの複分解という方法もある。無色の結晶。吸湿性はなく、塩化バリウムよりは水に溶けにくい。強熱すると592℃以上で分解し、酸化物となる。火煙信号(緑色)、花火、火薬のほか、光学ガラスの製造にも用いられる。
[鳥居泰男]
Ba(NO3)2(261.34).水酸化バリウムまたは炭酸バリウムに硝酸を作用させると得られる.無色の正方晶系柱状晶.密度3.24 g cm-3.融点592 ℃.融点以上に熱すると分解して亜硝酸バリウムとなる.潮解性で,水に可溶,エタノール,エーテル,アセトンに不溶.花火(緑色),真空管,分析試薬,過酸化バリウム製造,医薬品,うわぐすり,光学ガラス原料などに用いられる.有毒.[CAS 10022-31-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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