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社会関係 しゃかいかんけい social relation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社会関係
しゃかいかんけい
social relation

本源的に複数の行為者の間に生じる相互作用であるが,単なる相互作用ではなく,ある程度安定した役割相互の間の持続的な形式のことをいう。つまり役割と役割との間にある秩序への形相化のチャンスのことであるが,もっともこの場合,敵対や闘争も一つの秩序と考えられなければならない。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

しゃかいかんけい【社会関係 social relation】

社会集団を形成している諸個人によって,持続的かつ安定的に営まれる相互作用から生じる一定の行動様式をさす。それには直接的接触に基づくものと,さまざまなコミュニケーション媒体を介する間接的接触によるものとがある。これらの接触をとおして互いに影響を与えあい,この相互作用が反復されることによって,互いの期待にこたえるように行動を規制しあっているとき,社会関係が成立しているという。社会関係に最初に着目したのはG.ジンメルである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

社会関係
しゃかいかんけい
soziale Beziehungドイツ語

社会を成り立たせる人々の関係をさし、相互作用と同一視されることもあるが、社会学ではそれと区別して、相互作用の規範化された様式をさす。人々の相互作用は、持続的に反復して行われることによって、相互の間に他方の地位の承認と役割への期待を生み、この承認と期待とによって様式化され規範化されて、安定した相互期待の状態が生じる。これを社会関係という。このような社会関係は、形式社会学の創始者ジンメルによって社会化の形式とよばれ、社会学の固有の研究対象として取り上げられ、彼の立場を継承するウィーゼによって概念的に明確化された。
 ウィーゼは、ジンメルの社会化の形式が、相互作用の現実の動的な過程と、規範化され制度化された静的な期待関係の両者を含むとして、前者を社会過程、後者を社会関係とよんで区別した。そして彼は、この社会過程と社会関係を、社会関係が累積して客観的な統一体となった社会形象とともに、関係学としての社会学の対象とし、それぞれをさらに詳細に分類した。このウィーゼの分析以来、社会関係は、社会学とくに形式社会学の主要な研究領域となり、今日それは一般には、対等者間の相手に対する肯定的な結合関係(協同)と、否定的な反対関係(分離)とに大別され、さらに不等者間の上下関係が加えられるとともに、関係の質に注目して、それぞれの下位区分がなされている。[居安 正]

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