突詰(読み)つきつめる

精選版 日本国語大辞典 「突詰」の意味・読み・例文・類語

つき‐つ・める【突詰】

〘他マ下一〙 つきつ・む 〘他マ下二〙
① 心を底までおしきわめる。いちずに思い込む。思いつめる。
日葡辞書(1603‐04)「Tçuqitçumeta(ツキツメタ) ヒト〈訳〉せっかちに、そして、せわしく物事を行なったり、求めたりする人。または、ぐずぐずしたり手間取ったりするのが我慢ならない人」
浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)九「母親の涙一途に突詰(ツキツメ)し、覚悟の刀抜放せば」
② 物事を究極までおしきわめる。
※玉塵抄(1563)一四そらをつきぬきそらえつきつめたことぞ」
都会憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉「それをしっかりとつきつめて行けば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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