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竹本大隅太夫 たけもとおおすみだゆう

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百科事典マイペディアの解説

竹本大隅太夫【たけもとおおすみだゆう】

義太夫節演奏家の芸名。5世まである。初世〔1797-1864〕は竹本播磨大掾の門弟。大和初瀬の出身。10年以上江戸で修業,1860年大坂へ帰る。3世〔1854-1913〕は本名井上重吉。
→関連項目豊沢団平

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世界大百科事典 第2版の解説

たけもとおおすみだゆう【竹本大隅太夫】

義太夫節の太夫。(1)初世(1797‐1864∥寛政9‐元治1) 大和初瀬に生まれる。16歳で竹本播磨大掾に入門。百合太夫,4世三根太夫を経て,1838年(天保9)大隅太夫となる。国名の使用を避けて大住太夫と表記したこともある。幕末期の名人。(2)2世 生没年不詳。初世の門弟。初名竹本伊達太夫。1865年(慶応1)に2世をつぐ。のち失明して京都で没。(3)3世(1854‐1913∥安政1‐大正2) 大坂順慶町の生れ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

竹本大隅太夫
たけもとおおすみだゆう

義太夫(ぎだゆう)節の太夫。初世、2世ともに名手であったが、とりわけ明治時代に活躍した3世が名高い。[倉田喜弘]

3世

(1854―1913)幕末の名人5世竹本春太夫(はるたゆう)に師事して、竹本春子太夫(はるこだゆう)を名のる。1884年(明治17)2世豊沢(とよざわ)団平を彦六(ひころく)座に迎えて相三味線としたとき、3世を襲名した。音遣(おんづか)いが巧みで、情合いの表現に優れ、『壺坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき)』を流行させたほか、『絵本太功記(えほんたいこうき)』「尼ヶ崎(あまがさき)」の段、『嬢景清八島日記(むすめかげきよやしまにっき)』「日向島(ひゅうがじま)」の段、『一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)』「熊谷陣屋(くまがいじんや)」の段などを得意とした。当時の文楽(ぶんらく)座の2世竹本越路太夫(こしじだゆう)(後の竹本摂津大掾(せっつのだいじょう))に対し、彦六座系の総帥ともいえる地位を占めたが、台湾巡業中の大正2年7月31日に死没。門弟の竹本静太夫(しずかだゆう)(1881―1952)が4世を襲名し、豪放な語り口で時代物を演じた。[倉田喜弘]

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