出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
生没年未詳。『万葉集』末期の歌人。笠金村(かなむら)の娘、笠御室(みむろ)の娘などの諸説があるが、閲歴も未詳。『万葉集』に29首の短歌が所収、女流歌人としては大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)に次ぐ歌数である。その作すべてが大伴家持(やかもち)との恋の贈答歌であり、恋の始まりから終わりまでの恋情の諸相が詠まれている。たとえば「わが宿の夕影草の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも」の、「夕影草」のような景物表現の独自性や、「皆人を寝よとの鐘は打つなれど君をし思へば寝(い)ねかてぬかも」「相思はぬ人を思ふは大寺の餓鬼(がき)の後(しりへ)に額(ぬか)つくごとし」の「鐘」「餓鬼」など、他者のほとんど詠まない事物を詠み込んで、恋の苦衷を斬新(ざんしん)な形として表現している点に特色がある。
[鈴木日出男]
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