筋萎縮症(読み)キンイシュクショウ

デジタル大辞泉 「筋萎縮症」の意味・読み・例文・類語

きんいしゅく‐しょう〔キンヰシユクシヤウ〕【筋萎縮症】

筋肉萎縮し、運動機能が失われる病気総称。筋肉の障害により起こる進行性筋ジストロフィーや、神経の障害による筋萎縮性側索硬化症などがある。

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精選版 日本国語大辞典 「筋萎縮症」の意味・読み・例文・類語

きんいしゅく‐しょうキンヰシュクシャウ【筋萎縮症】

  1. 〘 名詞 〙 筋肉の萎縮が進行する疾患の総称。神経原性筋萎縮筋原性筋萎縮、不働性筋萎縮に大別される。筋肉の脱力感運動障害痙攣(けいれん)などの症状が現われる。原因不明の点が多い。

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百科事典マイペディア 「筋萎縮症」の意味・わかりやすい解説

筋萎縮症【きんいしゅくしょう】

全身ことに手足筋肉が萎縮する病気で,1974年厚生省は難病指定脊髄変性によるものと,脊髄の疾患でないものに分けられ,ともに原因は遺伝性のことが多い。有効な治療法はない。→進行性筋萎縮症
→関連項目筋萎縮性側索硬化症重症筋無力症多発性筋炎脳溢血

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「筋萎縮症」の意味・わかりやすい解説

筋萎縮症
きんいしゅくしょう

筋組織が萎縮する疾患。筋肉の容積が減じ、通常その形状も変わってくる。萎縮した筋肉は触れると柔らかく、力を入れても固くならない。筋力低下や体がやせてきたことを訴え、自分で筋肉の萎縮に気づかない場合が多い。筋萎縮は次の3種に大別される。

(1)神経原性筋萎縮 筋萎縮性側索硬化症にみられるような脊髄(せきずい)前角細胞や脳幹部運動神経核の障害によっておこる筋萎縮や、末梢(まっしょう)神経性進行性筋萎縮症をはじめ、多発神経炎末梢神経損傷などにみられる末梢神経障害による筋萎縮が含まれる。

(2)筋原性筋萎縮 筋障害(ミオパシー)ともいい、進行性筋ジストロフィー多発筋炎などのように筋肉自体が障害されておこる筋萎縮である。

(3)不働性筋萎縮 病気で長期間臥床(がしょう)したまま筋肉を使わない状態が続いたときなどにみられる筋萎縮である。

[海老原進一郎]

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栄養・生化学辞典 「筋萎縮症」の解説

筋萎縮症

 →筋ジストロフィー

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