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粽/茅巻(き) チマキ

デジタル大辞泉の解説

ち‐まき【×粽/×茅巻(き)】

《古くはチガヤで巻いたところから》米や米粉葛粉(もち)をや葦(あし)の葉で三角や細長い円錐状に包んで蒸したもの。5月5日の端午の節句に食べる習慣は、屈原汨羅(べきら)に入水したのを弔って、その姉が餅を投じたことから始まるという。 夏》「―結ふかた手にはさむ額髪/芭蕉
もち米とピータン焼き豚・野菜などをいためて調味し、笹の葉に包んで蒸したもの。中国粽。
粽形(ちまきがた)」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

ちまき【粽】

もち米や餅(もち)を笹やまこもの葉で細長い円錐(えんすい)形や三角形に包み、い草で縛って蒸したりゆでたりしたもの。5月5日の端午(たんご)の節句に供える。汨羅(べきら)という川に投身した屈原を弔うため、命日の5月5日に餅を投じたという中国の故事にちなむならわしとされる。◇古くは茅(ちがや)の葉を用いたことからこの名があるとされ、「茅巻き」とも書く。
②中華料理の一種。炒めたもち米と豚肉・竹の子・干ししいたけ・栗などの具をしょうゆなどで調味し、竹の皮で三角形に包んで蒸したもの。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

ちまき【粽】

〔もと茅ちがやの葉で包んだことから〕 米や米の粉などを笹の葉・竹の皮などで包み、藺草いぐさで三角形に巻き上げて蒸したもの。中国で汨羅べきらに身を投じた屈原を弔うために五月五日に餅を投じたという故事から、端午の節句に食べる習慣がある。 [季] 夏。
〘建〙 柱の上下端が細まり丸められたもの。また、その部分。鎌倉時代に禅宗建築とともに入り、寺院建築に用いられた。粽形がた

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の粽/茅巻(き)の言及

【唐様】より

…唐様という呼称も,チャイニーズ・スタイルそのものとの誤解を避けるため,現代では禅宗様と呼ぶことが多くなった。禅宗様建築の特徴は,(1)軸部の柱高が高く,貫(ぬき)を多用する,(2)組物は詰組といい,柱上のみでなく柱の間にもおく,(3)屋根の傾斜は急で,軒反(のきぞり)が強い,(4)大虹梁(だいこうりよう)を利用して構造柱を少なくし大空間をつくる減柱造,(5)虹梁上に大瓶束(たいへいづか)を用いる小屋組,(6)礎石と柱の間に礎盤(そばん)を入れる,(7)柱の上下端を丸く細める(これを粽(ちまき)という),(8)丈の高い頭貫(かしらぬき)と厚い台輪をめぐらし先端を繰形のある木鼻とする,(9)海老(えび)虹梁という曲線状の虹梁を用いる,(10)肘木(ひじき)は笹繰(ささぐり)をもち先端をまるめる,(11)垂木(たるき)は扇垂木という放射線状の配置にする,(12)内陣に鏡天井を使う,(13)窓や出入口の花頭曲線,(14)桟唐戸(さんからど)という桟で組んだ扉を使う,などである。ただ,現在みられる禅宗様建築はすべて14世紀以降のもので,13世紀に伝来した初期の遺構はない。…

【柱】より

…円柱は飛鳥・奈良時代には下方が膨らんでおり,これをエンタシス(胴張り)という。鎌倉時代に伝来した禅宗様(唐様(からよう))や大仏様(天竺様)の建築では,粽(ちまき)といって上下を急に(禅宗様)あるいは,上方を緩やかに(大仏様)細める手法が用いられた。円柱は角材の角(かど)を落として八角にし,さらに十六角,三十二角と順次丸く仕上げていくが,室町時代以降は床下などに隠れる部分を八角のまま使用するようになる。…

※「粽/茅巻(き)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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