精密(読み)セイミツ

デジタル大辞泉 「精密」の意味・読み・例文・類語

せい‐みつ【精密】

[名・形動]
極めて細かい点にまで注意が行き届いていること。また、そのさま。「精密測定」「精密検査」
細部にいたるまで正確な寸法で作られていること。また、そのさま。「精密な機器」
[派生]せいみつさ[名]
[類語]綿密厳密緻密細密詳密精巧巧緻精緻精妙精到

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精選版 日本国語大辞典 「精密」の意味・読み・例文・類語

せい‐みつ【精密】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) くわしくこまかいこと。こまかくゆきとどくこと。また、工作物の細部にいたるところまで正確で、巧みにできていること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「推歩盈虚〈略〉窮理精密、為暦師之最」(出典令義解(718)考課)
    2. 「其身は少とも倦ことなく百発百中理義精密にして尤妙也」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)序)
    3. 「元来近年までは金銀銅鉄の精密な比例(わりあひ)も知らずに」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二)
    4. [その他の文献]〔白虎通‐五行〕

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普及版 字通 「精密」の読み・字形・画数・意味

【精密】せいみつ

きめこまかですぐれる。〔山海経、西山経〕瑾瑜(きんゆ)の玉を良と爲す。堅粟密なり。濁澤にして光り。~天地鬼、是れをし是れをす。君子之れをせば、以て不を禦(ふせ)ぐ。

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