精緻(読み)セイチ

デジタル大辞泉 「精緻」の意味・読み・例文・類語

せい‐ち【精緻】

[名・形動]極めて詳しく細かいこと。たいへん綿密なこと。また、そのさま。「精緻を極めた細工」「精緻観察
[類語]細緻細かいこまやか木目きめ細か細心綿密緻密繊細精密厳密細密詳密精巧巧緻精妙精到デリケートデリカシー神経質

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「精緻」の意味・読み・例文・類語

せい‐ち【精緻】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) きわめてくわしく細かいこと。精密なこと。また、そのさま。精細
    1. [初出の実例]「則雖其製其貌精緻工妙足上レ人意」(出典:古学先生文集(17C後頃)一・送肥州村上生帰郷序)
    2. 「唯都雅精緻の工に至りては」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
    3. [その他の文献]〔新唐書‐崔元翰伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「精緻」の読み・字形・画数・意味

【精緻】せいち

精密。〔歴代名画記、画の六法を論ず〕上古の畫は迹にして澹(た)り、正なり。之)・陸(探微)の、是れなり。中古の畫は細密緻にして、臻麗(しんれい)(至麗)なり。展(子虔)・(法士)の、是れなり。~今人の畫は錯亂(さくらん)にして旨無し。衆工の迹(あと)、是れなり。

字通「精」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android