精神生理学(読み)せいしんせいりがく(英語表記)psychophysiology

翻訳|psychophysiology

世界大百科事典 第2版「精神生理学」の解説

せいしんせいりがく【精神生理学 psychophysiology】

人の正常な行動や精神活動あるいは病的な精神状態の身体的側面を生理学的に研究する学問をいい,精神機能を営むうえで基盤となっている生理学的な機序を解明することを目的とする。研究対象は,知覚刺激や情動刺激に対する感覚や認知機能,応答や学習などの精神作業,感覚遮断,条件反射,睡眠や断眠,催眠意識障害精神分裂病自閉無為躁鬱(そううつ)病の気分の高揚抑鬱,癲癇(てんかん発作アルコール依存での振戦譫妄(せんもう)など,正常精神現象と異常精神現象のすべてにわたっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)「精神生理学」の解説

精神生理学
せいしんせいりがく
psychophysiology

生理心理学(生理学的心理学)と同義語とする人もあるが、これと対立する語であるとする人もいる。また、近年は心理生理学とよぶ人がある。psychoは古来、哲学や医学の領域で精神と訳されてきたが、心理学の分野では心理と訳すようになってきたからであり、精神療法を心理療法、精神検査を心理検査と呼び換えるようになったのと同様である。

[山岡 淳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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