コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

紙子仕立両面鑑 かみこじたてりょうめんかがみ

2件 の用語解説(紙子仕立両面鑑の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

かみこじたてりょうめんかがみ【紙子仕立両面鑑】

人形浄瑠璃世話物。3段。菅専助作。1768年(明和5)12月大坂北堀江市の側芝居,豊竹此吉座初演。角書〈助六揚巻〉。1699年(元禄12)12月に起こった大坂千日寺心中は,翌年すぐに京・大坂の歌舞伎に仕組まれ,人形浄瑠璃においても《大坂千日寺心中物語》が上演された(1700年と推定)。この《千日寺心中》に始まって,改作《大坂すけ六心中物語》や都一中の《助六心中幷せみのぬけがら》が作られてゆき,〈助六心中〉の系統が形成される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紙子仕立両面鑑
かみこじたてりょうめんかがみ

浄瑠璃義太夫節(じょうるりぎだゆうぶし)。世話物。3段。菅専助(すがせんすけ)作。1768年(明和5)12月、大坂・北堀江座初演。都一中(みやこいっちゅう)の語物『萬屋助六(よろずやすけろく)心中』などで知られた揚巻(あげまき)助六の情話が題材で、並木丈輔(じょうすけ)の浄瑠璃『萬屋助六二代(にだいがみこ)』(1735)を書き替えた作品。萬屋助六は傾城(けいせい)揚巻におぼれ、悪番頭権八らの謀計により父助右衛門(すけえもん)から勘当され、妻お松とも離別、揚巻と心中しようとするが、権八らの悪事が発覚して助かる。眼目は中の巻「大文字屋」で、実家に戻ったお松が夫を救うため身売りしようとするのを、その貞心に感じた助右衛門が揚巻身請けの金を出し、年季証文を持って訪れる場面。歌舞伎(かぶき)では11世片岡仁左衛門(にざえもん)が復活して助右衛門・権八の二役を勤め当り芸とし、以来、その家の芸「片岡十二集」の一つになった。[松井俊諭]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

紙子仕立両面鑑の関連キーワード景事人形浄瑠璃操り浄瑠璃時代世話浄瑠璃狂言浄瑠璃座世話浄瑠璃染模様妹背門松淡路人形浄瑠璃内海繁太郎

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone