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組織適合抗原 そしきてきごうこうげん

大辞林 第三版の解説

そしきてきごうこうげん【組織適合抗原】

生体の免疫系が非自己を認識する際の基準となる抗原。遺伝的に決定されている。 → ヒト白血球抗原

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百科事典マイペディアの解説

組織適合抗原【そしきてきごうこうげん】

動物細胞の表面にあって,遺伝的に決定された組織適合性(移植片に対する拒絶反応を起こすか否か)を支配する抗原組織適合性抗原とも。同一個体の各種の細胞で共通だが,一般に個体によって異なる。
→関連項目移植片対宿主反応病骨髄移植骨髄バンク腎移植スネルドーセ

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世界大百科事典 第2版の解説

そしきてきごうこうげん【組織適合抗原 histocompatibility antigen】

同一の動物種内で著しい個体差を示すタンパク質で細胞の膜表面に存在し,その個体差は遺伝的に決定されている。その不一致臓器移植において免疫系の認識するところとなり,拒絶反応を引き起こすところからこの名がある。多くの組織適合抗原が見いだされているが,最も強い拒絶反応をもたらすものを主要組織適合抗原といい,高等動物で広くその存在が確認されている。ヒトのHLA抗原(1958年にヒト白血球抗原として発見された)およびマウスのH‐2抗原がその代表的なものである。

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世界大百科事典内の組織適合抗原の言及

【血液】より

…この物質が次の妊娠のおりに胎盤を通して胎児に入ると,子どもの赤血球が破壊され,その結果重症の黄疸をきたすことがある(胎児赤芽球症)。白血球や腎臓などの細胞の表面にも赤血球とは異なる凝集原があることが明らかにされ,これを組織適合抗原,またはヒト白血球抗原(HLA抗原(human leukocyte antigenの略)とよばれる)という。皮膚や腎臓の移植のときはこれが一致していることが望まれ,不適合の程度が強いと,拒絶反応が生じて機能をはたさなくなる。…

※「組織適合抗原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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