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総動脈幹症 そうどうみゃくかんしょう truncus arteriosus communis; TAC

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

総動脈幹症
そうどうみゃくかんしょう
truncus arteriosus communis; TAC

総動脈幹遺残症あるいは総動脈幹開存症ともいう。胎生第5~8週に大動脈と肺動脈は分離するが,これが分離せずに1本の動脈幹として残った先天性の奇形をいう。左右両心室から1本の血管が起り,これによって各循環系へ血液が供給される。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

そうどうみゃくかん‐しょう〔‐シヤウ〕【総動脈幹症】

重篤な先天性心疾患の一。心臓から血液を送り出す大動脈肺動脈が2本に分かれず、両心室から1本の太い血管(総動脈幹)が生じ、そこから冠動脈・肺動脈・大動脈が枝分かれしている奇形をさす。総動脈幹残遺症
[補説]本来、心臓では、全身から戻ってきた血液(静脈血)が上大静脈下大静脈から右心房に入り、右心室から肺動脈を通して肺へ送り出されると同時に、肺で酸素を十分に取り込んだ血液(動脈血)が肺静脈から左心房に入り、左心室から大動脈を通して全身へ送り出される。総動脈幹症の場合、肺に送り出される酸素の少ない静脈血と酸素の多い動脈血が、ともに総動脈幹に送り出されて混ざるため、全身に十分な酸素が供給されず、また、左心室は右心室より高い圧力で血液を全身に送り出しているため、肺にも通常より高い圧力で過剰な血液が送り出されることにより、心不全呼吸不全を起こす。人工血管等で右心室と肺動脈をつなぐ手術を行う。

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