胆囊炎(読み)たんのうえん

世界大百科事典(旧版)内の胆囊炎の言及

【胆囊】より

…この胆囊粘膜が炎症などに付随して胆囊壁内の筋層あるいは漿膜下組織に偽憩室状に入り込んで洞状になったものをロキタンスキー=アショッフ洞と呼ぶ。胆囊壁内胆石あるいは胆囊炎の原因となりうる。
[機能]
 機能的には胆囊は,毎日肝臓でつくられ,肝胆汁として排出される胆汁のおおよそ1/2くらいの量を蓄え,放出を調節している。…

【腹痛】より

…急性の腹痛を起こす病気には次のようなものがある。
[胆石症]
 胆囊内に結石が生じるもので,胆囊壁には炎症(胆囊炎)を伴っていることが多い。腹痛はいろいろの程度があるが,上腹部やや右寄りの部位(右季肋部)に圧痛があり持続的で,七転八倒の痛みと表現されている。…

※「胆囊炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」