腓返り(読み)コブラガエリ

百科事典マイペディアの解説

腓返り【こむらがえり】

ふくらはぎの腓腹(ひふく)筋の強直性痙攣(けいれん)の俗称。一般に局所的痙攣は無痛なものが多いが,これは激痛を伴うので有名。水泳,登山などの運動中,腓腹筋の過労や寒冷によって起こる。舞踊家の職業病でもある。治療は安静を第一とし,マッサージ,湿布,電気療法など。
→関連項目痙攣スパイラル・テープ

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世界大百科事典 第2版の解説

こむらがえり【腓返り】

土ふまずやふくらはぎがひきつったようになり,激痛で動けなくなることがある。筋肉の局所性痙攣(けいれん)が本体である。からだの種々の場所に起こりうるが,最もしばしばみられるのがふくらはぎの腓腹筋である。水泳中によく起こって,適切な応急手当を知らないで,おぼれたりする場合がある。また,夜中にはげしい痛みを感じて目を覚ましたりする。その発現機序は不明な点が多い。筋肉が疲労しているときに,突然強く運動したり,運動の方向を変えて筋肉の急激な収縮が強いられたときに発生する。

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大辞林 第三版の解説

こむらがえり【腓返り】

ふくらはぎの筋肉が突然痛みを伴って持続的に収縮する発作。準備運動の不足のほか、種々の神経・筋疾患でみられる。からすなめり。転筋。

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世界大百科事典内の腓返りの言及

【筋萎縮】より

…骨格筋は多数の筋繊維,すなわち横紋筋細胞が集まってできているものであるが,この筋繊維の数が減少したり,筋繊維の太さが細くなったりすると,筋肉全体の体積の減少が生ずる。このような状態を筋萎縮という。多くの骨格筋は主として脂肪組織から成る皮下組織によって皮膚から隔てられているため,皮下組織の量が多いと,このような筋萎縮があっても皮膚の表面からあまり気づかれないことがある。とくに小児や女性などでは,このようなことが生じやすい。…

※「腓返り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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