1927年(昭和2)に有元史郎が設立した東京高等工商学校を前身とする。建学の理念は「社会に学び社会に貢献する実践型技術者の養成」であり,戦前より実学主義に基づく多くの技術者を輩出してきた。2017年(平成29)5月現在,豊洲(東京都江東区)・大宮(埼玉県さいたま市)・芝浦(東京都港区)の3キャンパスに4学部2研究科を置き,8724人の学生を収容する。2008年には建学の理念を21世紀の現代に敷衍した「チャレンジSIT-90作戦」を掲げ,常に前進する文化の醸成をめざしている。具体的には「世界に学び,世界に貢献する理工学人材の育成」の実現に向けて,「教育の質保証」「大学の国際化」「人間形成」「学生満足度の向上」「SITブランド力向上」「イノベーション創出への参画」の六つの改革に取り組む。大学の国際化については,理工系単科私立大学としては国内で唯一「スーパーグローバル大学(日本)創成支援」に採択されており(2014年度),短期から長期,語学学習から専門領域の研究目的まで,多様な留学プログラムを提供している。
著者: 戸村理
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
私立。1927年(昭和2)設置の東京高等工商学校を起源とし、1944年芝浦工業専門学校を経て、1949年(昭和24)新制大学となった。京浜工業地帯を背景に、「工学一路、工業立国」をモットーに発展した工科系単科大学。2010年(平成22)時点で、機械工学、機械機能工学、材料工学、応用化学、電気工学、通信工学、電子工学、土木工学、建築学、建築工学、情報工学科からなる工学部、電子情報システム学、機械制御システム学、環境システム学、生命科学、数理科学科からなるシステム理工学部、デザイン工学部と、大学院工学研究科、工学マネジメント研究科がある。本部は東京都江東区豊洲(とよす)3-7-5。
[喜多村和之]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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