日本歴史地名大系 「萬寿寺」の解説
萬寿寺
まんじゆじ
江戸時代の
萬寿寺
まんじゆじ
東福寺北総門内にある。白河天皇の里内裏の一つである六条内裏(現京都市下京区)内に、承徳元年(一〇九七)皇女郁芳門院子内親王の遺宮を仏寺に改め、六条御堂と称したのに始まる(「中右記」承徳元年一〇月一四日条)。「京城萬寿禅寺記」によれば、正嘉年中(一二五七―五九)六条御堂で浄土教を修していた十地上人覚空(爾一)とその弟子東山湛照(慈一宝覚)とが、円爾弁円に帰依して禅宗に改宗し、六条御堂を萬寿禅寺と改称した。弘長元年(一二六一)一一月湛照が開堂、同三年関白藤原良実は和泉国
萬寿寺
まんじゆじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報