ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「行方市」の意味・わかりやすい解説 行方〔市〕なめがた 茨城県南東部,霞ヶ浦 (西浦) と北浦の間に位置する市。2005年麻生町,北浦町,玉造町の 3町が合体して市制。常陸国の国府と一宮の鹿島神宮の中間に位置したことから,水陸交通の要地として発展。南部の麻生には近世,麻生藩新庄氏の陣屋が置かれ,地方の中核として繁栄した。農業が主産業で,北浦みつばとして知られるミツバの軟化栽培 (→黄化処理) をはじめ,レンコン,セリ,サツマイモなどの野菜やイチゴの栽培が盛ん。霞ヶ浦,北浦で産するワカサギ,シラウオの煮干しと佃煮は特産品。霞ヶ浦の東岸ではコイなどの養殖も行なわれる。西蓮寺の仁王門,相輪塔は国指定重要文化財。霞ヶ浦湖岸の一部は水郷筑波国定公園に属する。国道354号線と 355号線が市域北西部で交差する。面積 222.48km2。人口 3万2185(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本歴史地名大系 「行方市」の解説 行方市なめがたし 2005年9月2日:行方郡北浦町・玉造町・麻生町が合併・市制施行⇒【北浦町】[変更地名]茨城県⇒【玉造町】茨城県:行方郡⇒【麻生町】茨城県:行方郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報