衛生管理者(読み)エイセイカンリシャ

デジタル大辞泉 「衛生管理者」の意味・読み・例文・類語

えいせい‐かんりしゃ〔ヱイセイクワンリシヤ〕【衛生管理者】

労働者の健康障害を防止するため、職場衛生全般を管理する人。労働衛生面から作業環境調査、作業条件や施設改善などを行う。労働安全衛生法により、常時 50 人以上の労働者を使用する事業場選任義務付けられている。国家資格衛生管理免許、または医師労働衛生コンサルタントなどの資格が必要。

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精選版 日本国語大辞典 「衛生管理者」の意味・読み・例文・類語

えいせいかんり‐しゃヱイセイクヮンリ‥【衛生管理者】

  1. 〘 名詞 〙 労働者の衛生面の管理のために、健康障害防止、衛生教育健康診断などの業務を行なう者として事業者から選任された者。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「衛生管理者」の意味・わかりやすい解説

衛生管理者
えいせいかんりしゃ

従業員の健康を維持増進,管理するため,企業内の衛生管理を行う者。健康診断による疾病早期発見処置,職場条件や施設などの衛生上の改善,健康相談,その他疾病などに関する資料を作成し,従業員の健康の保持にたずさわる。労務管理に関係することでもあり,その積極的な活動が望まれている。労働基準法および労働安全衛生法により,各企業内に一定数の衛生管理者をおくことが義務づけられている。その資格は医師であって,労働衛生に関する教養を有する者,または都道府県別に行われる衛生管理者試験に合格して,労働基準局長から免許を受けた者である。

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人事労務用語辞典 「衛生管理者」の解説

衛生管理者

「衛生管理者」とは、労働者の衛生に関わる具体的・技術的な事項全般を管理する担当者のことです。労働安全衛生法によって、常時50人以上の労働者を使用する事業場(企業、法人単位ではなく、本社、支社支店、工場、営業所などの単位のこと)では、規模に応じて1~6人の衛生管理者を選任することが義務付けられています。
(2010/10/18掲載)

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百科事典マイペディア 「衛生管理者」の意味・わかりやすい解説

衛生管理者【えいせいかんりしゃ】

労働基準法に定められている工場・事業場の衛生管理業務の担当者。現業では常時30人以上,非現業では常時50人以上の労働者を使用する場合には常置の義務がある。細目は労働安全衛生法で定める。

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栄養・生化学辞典 「衛生管理者」の解説

衛生管理者

 事業所における衛生管理の責任者.

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