袖ヶ浦(読み)ソデガウラ

デジタル大辞泉 「袖ヶ浦」の意味・読み・例文・類語

そでがうら【袖ヶ浦】

千葉県中西部、東京湾沿いの市。京葉工業地帯一部で、埋め立て地に石油化学工場がある。人口6.0万(2010)。
[補説]もとは東京湾の東一帯、船橋から木更津にかけての沿岸の称。

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改訂新版 世界大百科事典 「袖ヶ浦」の意味・わかりやすい解説

袖ヶ浦[市] (そでがうら)

千葉県西部の市。人口6万0355(2010)。1991年市制。東京湾に面し,市原市と木更津市の間に位置する。かつては潮干狩りノリ養殖が盛んな半農半漁の町であったが,1960年代から海岸部の埋立てが始まり,石油精製および石油化学コンビナートを中心に京葉工業地域一角を担う工業地区に一変した。台地上には進出企業の社宅団地が多く,また内房線の便がよくなってからは千葉,東京方面への通勤者向けの住宅地開発も進み,人口が増加した。内陸小櫃(おびつ)川流域低地や台地上の畑ではダイコンサトイモ栽培され,酪農養鶏など畜産も行われている。南部をJR久留里線が横断する。
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百科事典マイペディア 「袖ヶ浦」の意味・わかりやすい解説

袖ヶ浦[市]【そでがうら】

千葉県中部,東京湾に面する市。1991年市制。かつては台地上で米麦,野菜の栽培,湾岸でノリ,貝の養殖が行われる半農半漁の町であった。1960年代から海岸の埋立てが始まり,京葉工業地域の一角を形成し,石油工業,化学工業が盛んな工業都市となった。内房線を利用する東京方面への通勤者が増加,内陸部では宅地開発が進んだ。東日本大震災で,市内において被害が発生。94.93km2。6万355人(2010)。
→関連項目袖ヶ浦[発電所]

袖ヶ浦[発電所]【そでがうら】

千葉県袖ヶ浦市にある,東京電力のLNGを燃料とする火力発電所。1974年稼動開始。最大出力360万kW(2010年現在)。総敷地面積約112万m2内に主要4基の発電設備を有する。東京ガスのLNG専用袖ヶ浦工場が隣接。

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