裏切る(読み)ウラギル

デジタル大辞泉 「裏切る」の意味・読み・例文・類語

うら‐ぎ・る【裏切る】

[動ラ五(四)]
味方に背いて敵方につく。「同志を―・る」
約束信義期待などに反する。「信頼を―・る」「おおかたの予想を―・る」
[類語]背く反する内応する内通する気脈を通じる背任する変心する寝返る密告する背信背徳おためごかし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「裏切る」の意味・読み・例文・類語

うら‐ぎ・る【裏切】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ひそかに敵方について味方にそむく。敵に内通する。寝がえる。
    1. [初出の実例]「ミカタノ モノガ テキニ uragiru(ウラギル)」(出典和英語林集成再版)(1872))
  3. 他人の期待や自分の予想などに反する。
    1. [初出の実例]「静かに慇懃に断ったつもりだった。所が、気分と体から来る不快が私の声帯で裏切って居たから」(出典:大津順吉(1912)〈志賀直哉〉四)
  4. ( [英語] betray の訳からか ) 自己の感情などをうっかり外に表わす。
    1. [初出の実例]「眼球の上下せぬは文字を読みつつあらぬことをうらぎりしゐるなり」(出典:筆まかせ(1884‐92)〈正岡子規〉二)

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