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西ナイル熱 にしナイルねつ West Nile fever

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

西ナイル熱
にしナイルねつ
West Nile fever

日本脳炎ウイルスに近縁のフラビウイルス科の西ナイルウイルス West Nile virusが起こす熱病。カが媒介し,感染しても8割程度の人は症状がないが,2割程度が発熱,頭痛,筋肉痛,時に発疹,リンパ節のはれを主とするインフルエンザに似た症状を示し1週間程度で快復する。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

西ナイル熱

西(ウエスト)ナイルウイルスによって発症する、脳炎を主とする感染症。潜伏期間は3〜15日。元来は鳥の感染症で、感染した鳥に蚊が感染することで感染蚊になり、この蚊がヒトに吸血して感染する。アフリカ地中海沿岸、インド西部などで流行した。1999年、突然ニューヨークでこのウイルスによる感染症が発生し、数年間流行した。症状は、発熱、消化器症状、異常な精神状態、頭痛、筋力低下、項部硬直、発疹。また、筋力低下を伴う脳炎、無菌性髄膜炎を伴うことがある。しかし多くは感染しても発症しない、不顕性感染である。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

西ナイル熱

北米中心にアフリカ、中東、欧州など広い地域にみられる感染症。ウイルスは鳥類の体内で増殖、鳥を刺した蚊が媒介し人に感染するとされる。人では80%が無症状で終わるが、発症すると発熱や頭痛、筋肉痛、吐き気などの症状が出る。感染者150人に1人の割合で重症化、脳炎などを起こし死亡することも。日本では05年、米国で感染したとみられる男性が帰国後に発症したのが唯一の発症例。治療薬やワクチンは、まだ実用化されていない。

(2007-05-30 朝日新聞 夕刊 2総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

にしナイル‐ねつ【西ナイル熱】

West Nile fever》西ナイルウイルスの感染によって起こる感染症。ウイルスをもつ鳥などを吸血したイエカヤブカの媒介により感染する。最初に発見されたアフリカ以外に、中近東ヨーロッパに広がり、日本国内でも平成17年(2005)に初の感染者が確認された。感染しても症状の現れないことが多いが、発病すると突然の高熱を発症し、高齢者などごく一部が重症化して脳炎を併発し、死に至ることもある。ウエストナイル熱

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百科事典マイペディアの解説

西ナイル熱【にしナイルねつ】

蚊を媒介とするウイルス感染症。元来は鳥の感染症で,感染した鳥に蚊が感染し,この蚊が人間に吸血して感染する。急激な発熱,頭痛,発疹,消化器症状,筋力低下などが主な症状。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

にしナイルねつ【西ナイル熱】

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

西ナイル熱
にしないるねつ
West Nile fever

日本脳炎ウイルスなどと同じフラビウイルス科の西ナイルウイルスが原因で起こる感染症。ウエストナイル熱ともいう。流行はアフリカ、中近東、ヨーロッパなどに限られていたが、1999年にアメリカ・ニューヨーク市で流行、2002年には全米に広がり、4000人以上が感染、284人が死亡して国際的な感染症になった。当時、日本国内での発生はなかったが厚生労働省は2002年11月、感染症予防・医療法で届け出るべき4類感染症に指定した。2005年10月には国内初の感染者が確認されている。感染者の2割に39℃を超す突然の高熱があり、頭痛、筋肉痛が出現、半数は胸や背中などに発疹(はっしん)がでる。対症療法しかないが、通常は1週間で回復する。高齢者など一部(感染者の1%)は重症化し西ナイル脳炎を併発、意識障害を起こし、死亡する。ウイルスをもったイエカ、ヤブカに刺されて感染するが、輸血や臓器移植を除けば人から人へは感染しない。ウイルスは鳥や家畜の体内でも増殖し、カとの間でやり取りするため、アメリカではニワトリやウマの抗体検査を行ってウイルスをもったカがいるかどうかをチェックしている。[田辺 功]

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