西成区(読み)にしなり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

西成〔区〕
にしなり

大阪市中部南西寄り,木津川左岸の区。 1925年第2次市域拡張に伴い新設。西部津守元禄 11 (1698) 年に開発された新田で,明治初期までは近郊農業地であったが,木津川を経て大阪湾と直結できるため,造船所をはじめ製鋼セメントなどの大工場が立地し,現在は大阪臨海工業地域の一部をなす。中部は商業地区で,特に鶴見橋通り一帯は皮革問屋街として知られる。東部は住宅地区で,北東部の旧東・西入船町付近は,かつては釜ヶ崎と呼ばれたスラム街であったが,66年にあいりん地区改称,環境整備が進んでいる。南海電気鉄道本線,同高野線,阪堺電気軌道阪堺線のほか地下鉄四つ橋線が通り,天下茶屋は堺筋線の起点。面積 7.37km2。人口 11万1883(2015)。

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