デジタル大辞泉
「親玉」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おや‐だま【親玉】
- 〘 名詞 〙
- ① 数珠(じゅず)の中心となる大玉。だつま。
- [初出の実例]「水晶の珠(たま)に珊瑚の親珠(ヲヤダマ)の数珠を持って」(出典:落語・ちきり伊勢屋(1893‐94)〈禽語楼小さん〉)
- ② 頭立つ人。代表的な人。頭領。主人。
- [初出の実例]「親玉へ知ると毛氈(もうせん)をかぶる出入だ」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)四)
- ③ 芝居の座頭、立役などをほめて呼ぶ称。特に、四代目以降の代々の市川団十郎をさしていう。
- [初出の実例]「あれは松本幸四郎でござります、世間でかの親玉(オヤダマ)親玉と申でござります」(出典:咄本・鹿の子餠(1772)新五左殿)
- ④ 同類の物事の中で最も大きくて有名なもの。同類のものの中で一番のもの。首位にたつことがら。
- [初出の実例]「味ひ物の親玉 酔醒の水」(出典:随筆・文化秘筆(19C前か)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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