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記念物(読み)キネンブツ

世界大百科事典 第2版の解説

きねんぶつ【記念物】

文化財のうち,いわゆる遺跡,名勝,天然記念物の3者をあわせた,主として法律上の概念。動物関係の一部,たとえばコウノトリやオオサンショウウオのように,種を特定する場合を除いて,ほとんどが土地に密着した文化財であることを特徴とする。〈紀念物〉の語は1919年制定の〈史蹟名勝天然紀念物保存法〉に初めてみえるが,〈天然紀念物〉に限定されている。現在の用法になるのは,1950年制定の現行文化財保護法からである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

きねんぶつ【記念物】

記念となる物。
文化財保護法上の文化財の一。学術・歴史・芸術などの上で価値の高い遺跡や名勝地、動物・植物・地質鉱物。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

記念物
きねんぶつ

文化財の分類の一つ。以下の三種に大別される。(1)貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅等の遺跡で国にとって歴史上または学術上価値の高いもの、(2)庭園、橋梁(きょうりょう)、峡谷、海浜、山岳その他の名勝地で国にとって芸術上または鑑賞上価値の高いもの、(3)動物(生息地、繁殖地および渡来地を含む)、植物(自生地を含む)および地質鉱物(特異な自然の現象の生じている土地を含む)で国にとって学術上価値の高いもの。
 これらのうち重要なものについては、国が文化財保護法に基づき、それぞれ史跡、名勝、天然記念物(その中でもさらに重要度の高いものは特別史跡、特別名勝、特別天然記念物)に指定、保護を図っている。また、その他に、登録制度に基づく登録記念物もある。2014年(平成26)10月1日時点での指定件数は、史跡1724件(うち特別史跡61件)、名勝378件(うち特別名勝36件)、天然記念物1012件(うち特別天然記念物75件)となっている。[佐滝剛弘]

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