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起電機(読み)きでんき(英語表記)electrostatic generator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

起電機
きでんき
electrostatic generator

摩擦または静電誘導により電気を集める装置。硫黄球を摩擦して静電気をつくる起電機は,1660年頃に O.ゲーリケによって最初につくられた。静電誘導による簡単な装置は,1775年 A.ボルタによって考案された電気盆が最初である。これは帯電したエボナイト板に,絶縁棒のついた金属板を押しつけ,一度接地してから引離すと,金属板に電気が取出せる。連続的に電荷を取出し,高電圧を得るものに,ウィムズハーストの起電機バン・デ・グラーフの装置などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

きでんき【起電機 electrostatic generator】

静電気を集めて高い電位を得るための装置。静電起電機ともいう。1663年ごろに,ゲーリケは回転する硫黄の球を手で摩擦して,かなりの静電気を得た。これは摩擦電気を利用した起電機で,その後改良され,初期の電気研究に用いられたが,18世紀後半になると静電誘導の現象を利用した起電機が主流となった。(1)電気盆 1775年にA.ボルタが発明したもので,図1のように絶縁体の柄をつけた金属板とエボナイト板からなる。

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大辞林 第三版の解説

きでんき【起電機】

摩擦あるいは静電誘導を利用して電気を得る機器。ボルタの電気盆、ウィムズハースト起電機など。

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世界大百科事典内の起電機の言及

【静電発電機】より

…コロナ放電や静電誘導などで発生させた電荷を,高電圧電極に運搬集積して高電圧を発生させる装置。1931年アメリカのバン・デ・グラーフR.J.Van de Graaffによって考案されたベルト発電機が代表的な例である。図に示すように針電極1に直流電圧Vを加え,接地した平板電極2との間でコロナ放電を発生させる。図はVが正の場合を示しているが,負なら負極性の高電圧が発生する。1~2間に絶縁物のベルトを置き,針先端のコロナ放電で生じた電荷をベルトに付着させる。…

※「起電機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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