翻訳|transmitter
おもに電話機の送受器に装着され、会話の音声を電気信号に変換する装置をいう。従来、広く使用されてきた炭素型送話器は、弱い直流電流を流した炭素粉層に、振動板を通じて音圧を加え、その接触抵抗の変化によって電流の変化を起こさせて音声電気信号が得られるようにした一種のカーボンマイクロホンである。あまり変換の忠実性はよくないが、比較的大きな出力が得られることから、電話のように実用本位のシステムでは十分な性能であるために、長い間使用されてきた。電話機に使用される送話器も信号変換の方式によって電磁型、静電型、圧電型、動電型などがある。トランジスタ回路やIC(集積回路)などの小型増幅素子の出現により、出力が小さくてもより小型で周波数特性の優れた(忠実性fidelityのよい、再現性に優れたというような意味)素子が好まれるようになってきた。送話器とは、小型の送信設備に信号を送るマイクを意味するようで、放送局のマイクを送話器とはいわないし、ラジオマイクのような電波の送信機能を内蔵したものも、送話器とはいわない。
[石島 巖]
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